2012年4月13日金曜日

全米ボックスオフィス考 - シネマトゥデイ


今年一番の大ヒットに!Dr.スース原作の新作アニメ映画『ロラックス』が驚異的な数字でトップ! -3月5日版

2012/03/06

「日本公開はちょっと先だが、10月公開だぜ!」 -映画『ロラックス(仮題)』より - (C) 2012 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED

 以前大ヒットを記録したファミリー・アニメ映画『怪盗グルーの月泥棒3D』の製作チームが手掛けた新作アニメ映画『ロラックス(仮題)』が、驚異的なヒットを記録して映画界を沸かせている。オレンジ色の体に黄色いヒゲという不思議なキャラクターが主人公の本作は、何と週末のみで7,022万ドル(約56億1,760万円)をたたき出して映画ランキングでトップを獲得したばかりか、今年度最高のデビュー週末興収を記録し、現在のところ2012年で一番の大ヒットとなった。(1ドル80円計算)

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 映画『グリンチ』『ハッとしてキャット』などでおなじみのDr.スースは、児童書界の大御所。彼の描いたキャラクターは映画化すれば必ず当たるとはいうものの、本作が屈指のスーパーヒットになるとは、関係者すら予想していなかったようである。とはいうものの配給ユニバーサル・ピクチャーズが展開した公開前の根回し作戦は、万端だったといえる。

 週末親子連れでにぎわう人気パンケーキ・レストランのアイホップとタイアップしてキャラをアピールしたり、日本が世界に誇る自動車メーカーマツダとコラボレーションしたりと、PRの場をフル活用して宣伝作戦を繰り広げてきた。また、声の出演に有名コメディー俳優ダニー・デヴィートやティーンに人気のザック・エフロンやテイラー・スウィフト、おばあちゃん女優でお茶の間で人気のベティ・ホワイトなどを起用していることも大ヒットにつながったと思われる。

 代わって今週第2位は、こちらも新作初登場『プロジェクト X(原題) / Project X』で2,105万ドル(約16億8,400万円)。ハリウッドで近年はやりの見つかった映像が基に展開されるドキュメンタリー調の作品で、この映画がほかの類似作と唯一違う点はホラーではなくてコメディー映画であるという点。観客層は58パーセントが男性、67パーセントが25歳以下であったとの統計が出ている。また今週第3位は、先週のトップから44.5パーセント興収ダウンの映画『アクト・オブ・バラー(原題) / Act of Valor』で1,357万ドル(約10億8,560万円)。

 第4位は先週から同ランクで持ちこたえて粘りを見せているデンゼル・ワシントン主演映画『セーフ・ハウス(原題) / Safe House』で739万ドル(約5億9,120万円)。第5位は、3ランクダウンで映画『グッド・ディーズ(原題) / Good Deeds』の705万ドル(約5億6,400万円)という結果となった。先週日曜日、アカデミー賞で最高の栄誉にあたる作品賞を獲得した映画『アーティスト』の動きが気になるところだが、 先週まで966館だった上映館数が1,756館に増え、今週は2ランクアップした第11位で363ドル(約2億9,040万円)の収益を収めた。順位が一気に跳ね上がるタイプの映画ではないが、これから長期にわたりジリジリと売り上げを伸ばしていく可能性は十分残っている。

 次回のランキング予想だが必ず上位に食い込んできそうなのは、ディズニー期待の実写大作映画『ジョン・カーター』。ジョージ・ルーカスやジェームズ・キャメロンも影響を受けたといわれるアメリカの作家エドガー・ライス・バローズのSF小説「火星」シリーズの「火星のプリンセス」を映画化したものである。ホラー映画『サイレント・ハウス(原題) / Silent House』、エディ・マーフィ主演のコメディー映画『ア・サウザンド・ワーズ(原題) / A Thousand Words』もトップ5を狙っている映画だ。しかし、大型ロードショーとなる『ジョン・カーター』に勝てるかどうかは疑問である。(文・ロス取材:明美・トスト/Akemi Tosto)

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2012/02/28

映画『アクト・オブ・バラー(原題) / Act of Valor』のロサンゼルスプレミアに出席した本作の共同監督のマイク・"マウス"・マッコイ監督とスコット・ワウ監督 - Todd Williamson / WireImage / Getty Images

 アカデミー賞授賞式が日曜に行なわれ映画館への客足が多少心配された週末だったが、去年の同時期と比べて総合興行収入がおよそ20パーセントアップするという、ボックスオフィスにとってはうれしいウイークエンドとなった。

【関連写真】今週第3位に返り咲いた映画『センター・オブ・ジ・アース2 神秘の島』場面写真

 今週全米トップに輝いたのは有名スターが一人も出ておらず、出演者にホンモノのアメリカ特殊部隊ネイビーシールズが名を連ねたアクション映画『アクト・オブ・バラー(原題) / Act of Valor』の2,448万ドル(約19億5,840万円)。3,039館で公開されたこの作品は、映画スタジオが行うPR作戦が功を奏したいい例だといえる。アメリカで非常に高い視聴率を誇る「スーパーボウル」のCM枠を四つも買い、以後もスポーツ番組を頻繁に見る男性層をターゲットに予告編をオンエアしまくった。この映画を観に来ていた観客の71パーセントが男性客だったという統計結果が、PR成功の証拠である。(1ドル80円計算)

 第2位は、出せば当たるタイラー・ペリー監督の映画『グッド・ディーズ(原題) / Good Deeds』で1,558万ドル(約12億4,640万円)。今回の作品はペリー監督の映画『マデアおばさん』シリーズを離れたストーリーで、監督過去の作品と比べると下から2番目という低いデビュー成績であるが、それでも全米第2位というのは決して悪い結果ではない。この作品を観に来ていた観客は『アクト・オブ・バラー(原題) / Act of Valor』とは正反対で女性が大半の76パーセント。全体の85パーセントが25歳以上で、本作の評価は映画ファンサイトの「シネマスコア」によると、Aの評価を得ている。

 第3位は、映画『センター・オブ・ジ・アース2 神秘の島』で1,339万ドル(約10億7,120万円)で、先週第4位からの返り咲きである。 公開から17日間の総合収益は、前作の同時期の総合収益を、およそ1,600万ドルも上回る7,665万ドル(約61億3,200万円)となっており、この調子でいけば大台の1億ドル(約80億円)到達は時間の問題といわれている。この快進撃は、1作目に主演を務めたブレンダン・フレイザーに代わり主役を好演しているザ・ロックことドウェイン・ジョンソンが貢献しているからだと考えられる。

 ドウェインは去年、映画『ワイルド・スピード』シリーズの新作映画『ワイルド・スピードMEGA MAX』にも初参加して、作品はアメリカで記録的な大ヒットを収めた。ヒットの要因の一つとして、ドウェインの存在がシリーズに新たな息を吹き込んだからだといわれており、彼は映画界にとって真のヒーローとして期待されている。今年ドウェインは、シリーズ第2弾となる映画『G.I.ジョー:リタリエーション(原題) / G.I. Joe: Retaliation』への出演も決まっており要注意のアクターである。

 今週第4位、第5位はトップから仲良く大落下してしまった映画『セーフ・ハウス(原題) / Safe Houseの1,093万ドル(約8億7,440万円)、そして『ザ・バウ(原題) / The Vow』で992万ドル(約7億9,360万円)。今週末は大型新作アニメ映画『ドクター・スース・ザ・ローラックス / Dr. Seuss' The Lorax』と、高校生がパーティーを開いて大騒動になる映画『プロジェクトX(原題) / Project X』が公開される。『ドクター・スース・ザ・ローラックス / Dr. Seuss' The Lorax』は必ず上位に食い込むとしても、今週のトップ5は全体的にインパクトが弱いため、 一見マイナーな『プロジェクトX(原題) / Project X』がトップ5にランクインする可能性は高い。(文・ロス取材: 明美・トスト/Akemi Tosto)

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2012/02/21

「どうだっ!」 -映画『セーフ・ハウス(原題) / Safe House』のニューヨークプレミアに出席したデンゼル・ワシントンと共演のライアン・レイノルズ - Rob Kim / FilmMagic / Getty Images

 先週初登場第2位だったデンゼル・ワシントン主演のアクション・スリラー映画『セーフ・ハウス(原題) / Safe House』が2,380万ドル(約19億400万円)の収益を上げて、人気恋愛映画『ザ・バウ(原題) / The Vow』をけ落としトップに輝いた。封切りから11日にして8,260万ドル(約66億800万円)の売り上げを記録している同作は、これまでのデンゼル作品の中でも映画『アメリカン・ギャングスター』に次いで2番目に高いオープニング興収を記録しており、このままいけば総額1億ドル(約80億円)の大台に乗るとみられている。(1ドル80円計算)

【関連写真】こちらはデンゼル・ワシントンの前作映画『アンストッパブル』写真ギャラリー

 第2位は、先週の首位から43.9パーセント収益ダウンの『ザ・バウ(原題) / The Vow』で2,310万ドル(約18億4,800万円)。本来ならバレンタインデーが入場数のピークとされている恋愛映画にしてはかなりの持久力で、19日には2010年に公開されたチャニング・テイタム主演映画『親愛なるきみへ』の総合収益8,001万ドル(約64億80万円)を超えるヒットとなった。同時に配給ソニー/スクリーン・ジェムズの歴代最高収益を記録している。

 今週初登場で第3位につけたのは、ニコラス・ケイジ主演の人気コミックを映画化したシリーズ第2弾映画『ゴーストライダー:スピリット・オブ・ベンジェンス(原題) / Ghost Rider: Spirit of Vengeance』。3,174館で大型ロードショーし、そのうち2,352館は3D上映だというのにデビュー週末興収2,210万ドル(約17億6,800万円)では採算が合わない。これは、2007年に公開された前作の映画『ゴーストライダー』と本作の間がおよそ5年も空いていることや、最近のニコラス作品で映画『ナショナル・トレジャー』シリーズ並みの大ヒット作がないことなどがマイナスに働いているのでは……と業界内で分析されているようだ。

 第4位は、先週からワンランク落ちたものの下降率は27.1パーセントにとどめた映画『センター・オブ・ジ・アース2 神秘の島』。前作の公開後同時期と比べて、すでにおおよそプラス1,400万ドル(11億2,000万円)の収益を上げており、前作の最終総合収益を超える可能性もある。第5位は新作のアクション・ラブコメ映画『Black & White/ブラック & ホワイト』で1,739万ドル(約13億9,120万円)。主演が新『スター・トレック』でカーク船長を演じたクリス・パインと、映画『インセプション』のトム・ハーディ、そしてヒロインがリース・ウィザースプーンと、若干マイナー感の漂うキャスティングだったこともデビュー第5位の要因といえそう。ちなみにスタジオジブリ作品の映画『借りぐらしのアリエッティ』が1,522館で公開され、646万ドル(約5億1,680万円)の収支を上げて、第9位にランクインしている。

 次回のチャート予想だが大作ものはないものの、取りあえずトップ5入りしそうな新作が数本。まずはオサマ・ビンラディン殺害以来脚光を浴びているアメリカの特殊部隊ネイビーシールズの活躍を描いた映画『アクト・オブ・バラー(原題) / Act of Valor』。有名俳優は出ていないがタイミング的に上位入りしそうな気配がある。後は、コメディー映画『グッド・ディーズ(原題) / Good Deeds』。出せば当たるタイラー・ペリー銘柄なので取りあえず要チェック。

 ジェニファー・アニストンとポール・ラッドのラブコメ映画『ワンダーラスト(原題) / Wanderlust』と、映画『赤ずきん』のアマンダ・セイフライド主演のサスペンス映画『ゴーン(原題) / Gone』も週末にスタンバっているが、果たしてこの2本はどこまでトップ5に食い込めるか。そして今週の日曜日は、映画ファンお待ちかねのアカデミー賞授賞式である。授賞式放映がどう客足に響くかが次回ランキングの注目ポイントになりそうである。(文・ロス取材: 明美・トスト/Akemi Tosto)


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2012/02/14

映画『ザ・バウ(原題) / The Vow』のマイケル・サシー監督、レイチェル・マクアダムス、チャニング・テイタム - Alberto E. Rodriguez / Getty Images

 今週の全米映画ランキングは、実話を基にした恋愛映画『ザ・バウ(原題) / The Vow』が4,120万ドル(約32億9,600万円)をたたき出しナンバーワンに輝いた。今週末は2,000万ドル(約16億円)の大台を超えてデビューした作品が何と4本もあり、ボックスオフィス史上2度目の快挙を成し遂げた。(1ドル80円計算)

【関連写真】こちらは今週第3位の映画『センター・オブ・ジ・アース2 神秘の島』場面写真

 『ザ・バウ(原題) / The Vow』は、最近女性たちの間でジリジリと人気が上がってきているチャニング・テイタムと、かわいらしさが男女にウケている女優レイチェル・マクアダムスが出演。この手の映画が好きな女性ファンの心をガッチリつかみ、さらに作品公開の1週間前にチャニングが人気コメディー番組「サタデー・ナイト・ライブ」のゲストとして出演したことも功を奏した思われる。

 第2位は、デンゼル・ワシントン主演のサスペンス・ドラマで、映画『セーフ・ハウス(原題) / Safe House』の4,017万ドル(約32億1,360万円)。この成績は、過去のデンゼル映画『アメリカン・ギャングスター』の4,357万ドル(約34億8,560万円)に続き、2番目に大きいデビュー興行収入となっており、前回のヒット映画『アンストッパブル』の2,269万ドル(約18億1,520万円)も抜く記録となった。配給ユニバーサル・ピクチャーズの調査によると、観に来ていた観客の性別は男女均等で年齢別では30歳以上の層が62パーセントを占めた。人種の内訳を見ても比較的均等の取れた配分で、白人層が31パーセント、黒人層38パーセント、ヒスパニック層23パーセントと、デンゼルの万人に対する人気がこの作品でも証明されている。

 今週第3位は、ザ・ロックことドウェイン・ジョンソン出演の3Dアクション・アドベンチャー映画『センター・オブ・ジ・アース2 神秘の島』で2,734万ドル(約21億8,720万円)。デビュー興収がオリジナルよりも本作の方が高かった要因は、人気者のドウェインが主役になったことではないかとみられている。彼は、去年大ヒットした映画『ワイルド・スピード MEGA MAX』をシリーズの新境地に押し上げる手助けをしたといわれており、6月に全米公開予定の映画『G.I.ジョー』シリーズ2作目となる映画『G.I.ジョー バック2リベンジ』にも新キャストとして出演しており、その貢献度に期待が集まる。

 そして第4位は、『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』の3D版。3Dとはいえ再映、おまけにスター・ウォーズファンの間では賛否両論なエピソードにもかかわらず、2,247万ドル(約17億9,760万円)の収益を上げ、スター・ウォーズ人気の底力を見せつけた。そして今週トップ5の最後は先週のトップから4ランクもダウンしてしまった映画『クロニクル(原題) / Chronicle』で1,209万ドル(約9億6,720万円)だった。

 次回のランキング予想だが、週末公開される作品から考えるとニコラス・ケイジ主演シリーズ第2弾となる映画『ゴーストライダー・スピリット・オブ・ベンジェンス(原題) / Ghost Rider Spirit of Vengeance』がトップ5に入る気配あり。そして、2人のやり手CIA捜査官が同じ女性を好きになって取り合いになり、ハチャメチャで大げさなバトルを繰り広げるコミカルなアクション映画『Black & White/ブラック & ホワイト』が上位に食い込む可能性大である。(文・ロス取材: 明美・トスト/Akemi Tosto)


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2012/02/07

こちらは、映画『クロニクル(原題) / Chronicle』に出演したデイン・デハーン。 - Todd Williamson / WireImage / Getty Images

 ハリポタのダニエル・ラドクリフ主演のホラー映画を差し置いて、3人の無名俳優が主演を務めたSF映画『クロニクル(原題) / Chronicle』が全米ナンバーワンとなり注目を集めている。2,200万ドル(約17億6,000万円)をたたき出し、過去のスーパーボウル・サンデー興収ランキングで第4位という好成績を記録した本作は、普通の高校生男子3人がいきなりスーパー・ヒーロー的なパワーを手にしたことから巻き起こる物語。(1ドル80円計算)

 比較的低予算で製作され、「発見された謎のビデオ映像が語るストーリー」という呼び込みであることから、映画『パラノーマル・アクティビティ』シリーズの成功が引き合いに出されており、これからどのくらい興収を上げていくかに注目が集まっている。第2位は、ハリポタ・シリーズ完結以来初めての主演作となるダニエルの映画『ザ・ウーマン・イン・ブラック(原題) / The Woman in Black』で2,087万ドル(約16億6,960万円)。ハリーのマジックはまだ健在のようで、観に来ていた観客の59パーセントが女性客、57パーセントが25歳以下であったという調査結果が発表されている。

 第3位は、早くもトップから転落してしまったリーアム・ニーソンの映画『ザ・グレイ(原題) / The Grey』で930万ドル(約7億4,400万円)。第4位は、初登場映画『ビッグ・ミラクル(原題) / Big Miracle』の776万ドル(約6億2,080万円)。ドリュー・バリモア主演で、実話を基にクジラ親子の救出劇を描いた感動ストーリーは、フットボールに興味のない母娘タイプの観客でにぎわうであろうと予想されていたものの、配給スタジオが週末前に提出した日曜日の収益予報を9パーセント下回る結果になってしまった。第5位は、先週第2位から3ランク落ちの映画『アンダーワールド 覚醒』で550万ドル(約4億4,000万円)となった。

 来週のランキングに移るが、上位を狙える作品が何と4本も! 1本目は、ファン待望の3D再映となる映画『STAR WARS エピソード1/ファントム・メナス 3D』。映画『美女と野獣』3D版はイマイチだったものの、昨年公開された名作の3D映画『ライオン・キング/ディズニー デジタル3D』のように、3D版で公開されボックスオフィスのトップに2週連続で輝くなど、単なる旧作の3D版だからとあなどれない。2本目の新作も3D作品で映画『センター・オブ・ジ・アース2 神秘の島』。『STAR WARS エピソード1/ファントム・メナス 3D』と客の奪い合いとなる可能性も考えられるが、3D上映で単価が高いだけにどこまで興収が伸びるかが見もの。

 3本目は、デンゼル・ワシントン、ライアン・レイノルズ共演の映画 『セーフ・ハウス(原題) / Safe House』で、デンゼルが悪役で2001年公開の映画『トレーニング デイ』をほうふつとさせる作品だ。最後は、映画『ザ・ヴァウ(原題) / The Vow』というラブストーリー。『きみに読む物語』で泣かせてくれたレイチェル・マクアダムスと、映画『親愛なるきみへ』のチャニング・テイタムがバレンタインデーを前に、ガッツリ泣かせてくれる。(文・ロス取材: 明美・トスト/Akemi Tosto)


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